RTL-SDRのH/Wの選定

2016-01-05

今日は、低価格で購入できるソフトウェア無線(Software Defined Radio)のH/Wの構成部品と価格に関して、ご紹介します。 これらのH/Wは、USBドングルの形をしており、受信信号の復調にRTL社のICが使われていることから、一般的にRTL-SDRと呼ばれています。 このRTL-SDRの主要構成部品は3つあります。 一つ目はTuner IC, 二つ目は、Demodulation IC, そして最後の3つ目はQuartz Crystalです。 この3点の構成部品に注目すると、いろんなRTL-SDR製品群の中で、自分に合うものを選ぶことが可能です。   (1) Tuner IC  Tuner ICでRTL-SDRの周波数範囲が決まります。下記の表に書いてあるもので、どれもいいと思いますが、ネットで入手できる製品には殆どR820Tが使われています。 製品名にR820Tと書かれたら、「あ、これはTunerのことを言ってるんだ。」と思ってください。 参考として、R820Tの最低周波数が24MHzです。 この仕様より、アナログAM放送の受信が出来ないことがわかると思います。(最初、SDR#でAM放送受信をトライした時、出来なかった理由がわからず苦労したことがありましたので、敢えて書かせて頂きました。) Tuner IC Frequency Range (MHz) Comments E4000 52~1100, 1250~2200 FC0012 22~948.6 FC0013 22~1100 FC2580 146~308, 438~924 R820T 24~1766 定番のTuner IC 最近、R820T2という製品も出ている。 (2) Demodulation IC このICは、RTL-SDRの心臓部です。 USBドングルの形をしているSDR受信機をわざわざRTL-SDRと呼んでいることでも分かるように、全ての製品にRTL2832Uが入っています。 Demodulation IC Comments RTL2832U 全ての製品にこれが入っている。   (3) Quartz Crystal (水晶振動子) RTL-SDR内部の局部発振器として、28.8MHzの水晶振動子が入っています。 これらの水晶振動子は、価格によって常温・温特の誤差が大きくことなり、RTL-SDRの周波数安定性に大きく影響します。 既によい水晶振動子が実装されている製品を購入するか、あるいは安価なものを買ってから、高精度の水晶振動子を別途購入し、自分で交換することになります。 Quartz Crystal Error (PPM) Price (JPY) Link HC-49/US Type +/- 50 PPM…

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